過去を美化してしまう理由とは?「昔の方がよかった現象」を考える

「あの頃はよかったな…」

ふとした瞬間にそう思うことはありませんか?

特に、今の生活が少しうまくいっていないとき。

「選択を間違えてしまったかな?」と考えたり、「前の方が安定していた」と感じたりすることもあるかもしれません。

でも、少し立ち止まって考えてみると、その「昔」も決して楽なものではなかったはず。

過去の自分も、今と同じように何かに悩み、必死に生きていた。

やまか

あの時の悩みは、今はあまり思い出せないよ

この「昔の方がよかった現象」、よく言われる「隣の芝は青い」という感覚が、自分の時間軸でも起こっているのかもしれません。

つまり、過去を振り返ったときに「昔の方がよかった」と感じるのは、単なる錯覚かもしれません。

本当にあの頃のほうがよかったのか、それとも今の自分が忘れてしまっただけなのか。

この記事では、「昔の方がよかった」と思う心理と、その感情に振り回されずに「今」を大切にする方法について考えてみます!

目次

過去を振り返ると、思い出は美化される

今の私は、退職して自由な生活を送っています。

しかし、「安定した給料が入るって、やっぱり幸せだったのかも」と思うことがあります。

でも、当時の私にとっては、「このままずっと会社に縛られるのかな」「自由な時間がほしいな」と悩んでいました。

過去の苦しかった日々を少し忘れてしまって、良かった部分だけがクローズアップされる

これは人間の脳の特性でもあります。

実際、昔の日記を読み返してみると、 「一旦すべて放り出したい、時を止めたい」「仕事に追われて心の余裕がない」と書いていたりします。

やまか

あのときの私も決して楽ではなかった…

「昔はよかった」と思うのは、今の自分が見たい部分だけを見てしまっているから。

では、逆に過去の自分が今の自分を見たら、どう感じるでしょうか?

今の自分を、過去の自分の視点で見てみる

例えば、会社員時代の私が今の私を見たら、きっとこう思います。

やまか

え、毎日自由に過ごせてるの!?パラダイスじゃん!

あの頃は、「自分の時間を自由に使いたい」と強く願っていました。

でも、いざ自由を手に入れると、今度はあまりに自由すぎる日々に少し怖さを感じる。

つまり、過去の自分が憧れていた「今」は、実は今の私にとって“当たり前”になっているだけ。

今の私が抱える悩みは、過去の私にとっては「贅沢な悩み」なのかもしれません。

このように、視点を変えてみるだけで、今の自分が持っている「幸せ」に気づくことができます。

「今の幸せ」に気づくことが大切

「昔はよかった」と感じるのは、今の自分が少し不安だから。

でも、過去の私もまた、未来に憧れを抱いていました。

どの時点にいても、「あの頃の方がよかった」と思うことはあります。

だからこそ、今の自分の幸せを意識的に見つけることが大切。

・毎日、自分の好きな時間に起きられる
・忙しさに追われず、ゆっくりコーヒーを飲める
・新しい挑戦ができる環境がある
・好きな本を読む時間がある
・平日の昼間に散歩ができる
・仕事のストレスが減った

こうして書き出してみると、今の生活は全く悪くないと思います。

やまか

やっぱりパラダイスじゃん

「幸せ」は、探そうとしないと見えてこないもの。

過去に執着するのではなく、未来に向けて歩いていくためにも、今ある幸せを大切にしていきたいですね。

「昔はよかった現象」に振り回されないために

もし「昔の方がよかった」と感じたら、こんなことを試してみてください。

1. 過去の記録を見返す

過去の自分がどんなことを考えていたか、どんな生活を送っていたか、日記やその時の記録などを見返して、振り返ってみましょう。

そうすると、「あのときも大変だったんだ」と気づけます。

そして、あの時にはなかった今の幸せのタネを見つけるのです。

2. 今の幸せを書き出してみる

不安やモヤモヤを感じているときは、たいてい視野が狭くなっていることが多いです。

一旦、自分を俯瞰して見てみて、今少しでも幸せを感じることをリストアップしていきます。

紙に書き出すことで、「今も十分に恵まれている」と実感できるはずです。

まとめ

時間軸でも「隣の芝は青く見える」ことがあります。

でも、本当に大切なのは、「今」の中にある幸せに気づくこと。

過去も未来も、今の積み重ねです。

「昔はよかった」と思う気持ちが出てきたら、

やまか

今の私も、過去の私が憧れていた私

そう考えて、今を大切にしてみませんか?

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この記事を書いた人

思考・習慣・ライフスタイルをテーマに、これまでの経験をもとに自分の記録を発信中。
このブログを通じて、誰かの背中を押すと同時に、自分の成長や気づきを記録として残していきたいと考えています。

25歳。会社に入社後2年で役職がつくも、次第に働き方に違和感を感じ、思い切って退職。
現在は無職の状態で、自分の好きなことに挑戦し、未来を模索中です!

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