「あの頃はよかったな…」
ふとした瞬間にそう思うことはありませんか?
特に、今の生活が少しうまくいっていないとき。
「選択を間違えてしまったかな?」と考えたり、「前の方が安定していた」と感じたりすることもあるかもしれません。
でも、少し立ち止まって考えてみると、その「昔」も決して楽なものではなかったはず。
過去の自分も、今と同じように何かに悩み、必死に生きていた。
-2-pdf-150x150.jpg)
あの時の悩みは、今はあまり思い出せないよ
この「昔の方がよかった現象」、よく言われる「隣の芝は青い」という感覚が、自分の時間軸でも起こっているのかもしれません。
つまり、過去を振り返ったときに「昔の方がよかった」と感じるのは、単なる錯覚かもしれません。
本当にあの頃のほうがよかったのか、それとも今の自分が忘れてしまっただけなのか。
この記事では、「昔の方がよかった」と思う心理と、その感情に振り回されずに「今」を大切にする方法について考えてみます!
過去を振り返ると、思い出は美化される


今の私は、退職して自由な生活を送っています。
しかし、「安定した給料が入るって、やっぱり幸せだったのかも」と思うことがあります。
でも、当時の私にとっては、「このままずっと会社に縛られるのかな」「自由な時間がほしいな」と悩んでいました。
過去の苦しかった日々を少し忘れてしまって、良かった部分だけがクローズアップされる。
これは人間の脳の特性でもあります。
実際、昔の日記を読み返してみると、 「一旦すべて放り出したい、時を止めたい」「仕事に追われて心の余裕がない」と書いていたりします。
-1-pdf-150x150.jpg)
-1-pdf-150x150.jpg)
-1-pdf-150x150.jpg)
あのときの私も決して楽ではなかった…
「昔はよかった」と思うのは、今の自分が見たい部分だけを見てしまっているから。
では、逆に過去の自分が今の自分を見たら、どう感じるでしょうか?
今の自分を、過去の自分の視点で見てみる
例えば、会社員時代の私が今の私を見たら、きっとこう思います。
-pdf-150x150.jpg)
-pdf-150x150.jpg)
-pdf-150x150.jpg)
え、毎日自由に過ごせてるの!?パラダイスじゃん!
あの頃は、「自分の時間を自由に使いたい」と強く願っていました。
でも、いざ自由を手に入れると、今度はあまりに自由すぎる日々に少し怖さを感じる。
つまり、過去の自分が憧れていた「今」は、実は今の私にとって“当たり前”になっているだけ。
今の私が抱える悩みは、過去の私にとっては「贅沢な悩み」なのかもしれません。
このように、視点を変えてみるだけで、今の自分が持っている「幸せ」に気づくことができます。
「今の幸せ」に気づくことが大切


「昔はよかった」と感じるのは、今の自分が少し不安だから。
でも、過去の私もまた、未来に憧れを抱いていました。
どの時点にいても、「あの頃の方がよかった」と思うことはあります。
だからこそ、今の自分の幸せを意識的に見つけることが大切。
・毎日、自分の好きな時間に起きられる
・忙しさに追われず、ゆっくりコーヒーを飲める
・新しい挑戦ができる環境がある
・好きな本を読む時間がある
・平日の昼間に散歩ができる
・仕事のストレスが減った
こうして書き出してみると、今の生活は全く悪くないと思います。
-2-pdf-150x150.jpg)
-2-pdf-150x150.jpg)
-2-pdf-150x150.jpg)
やっぱりパラダイスじゃん
「幸せ」は、探そうとしないと見えてこないもの。
過去に執着するのではなく、未来に向けて歩いていくためにも、今ある幸せを大切にしていきたいですね。
「昔はよかった現象」に振り回されないために
もし「昔の方がよかった」と感じたら、こんなことを試してみてください。
1. 過去の記録を見返す
過去の自分がどんなことを考えていたか、どんな生活を送っていたか、日記やその時の記録などを見返して、振り返ってみましょう。
そうすると、「あのときも大変だったんだ」と気づけます。
そして、あの時にはなかった今の幸せのタネを見つけるのです。
2. 今の幸せを書き出してみる
不安やモヤモヤを感じているときは、たいてい視野が狭くなっていることが多いです。
一旦、自分を俯瞰して見てみて、今少しでも幸せを感じることをリストアップしていきます。
紙に書き出すことで、「今も十分に恵まれている」と実感できるはずです。
まとめ
時間軸でも「隣の芝は青く見える」ことがあります。
でも、本当に大切なのは、「今」の中にある幸せに気づくこと。
過去も未来も、今の積み重ねです。
「昔はよかった」と思う気持ちが出てきたら、
-2-pdf-150x150.jpg)
-2-pdf-150x150.jpg)
-2-pdf-150x150.jpg)
今の私も、過去の私が憧れていた私
そう考えて、今を大切にしてみませんか?
コメント