「将来どうなるんだろう?」
ふと、そんな不安が頭をよぎることはありませんか?
社会の変化が激しい今、将来への不安を抱えるのは自然なことです。
この世に不安を抱えてない人なんて、いないんじゃないかな?
でも、実はその不安、手放しても何の問題もないとしたらどうでしょうか?
今回は、将来への不安の原因、それが実は必要ない理由、そして心を軽くするための対策についてお話しします。
この文章を読み終える頃には、不安に振り回されず、もっと今を楽しむヒントが見つかり、頭がスッキリするはずです!
将来を心配してしまうのは仕方がないこと
現代の私たちは、衣食住に恵まれ、不自由のない生活を送っています。
「生命を維持させる」という点では、ほとんど完璧な環境で安全に暮らすことができています。
しかし、心の状態はどうでしょうか。
・仕事がつらくて環境を変えたいけど、現状を変えるのも怖い
・老後のお金が足りないんじゃないだろうか
・今のままでいいのだろうか
・将来孤独になるかもしれない
おそらく、多くの人が現状に対する不満だったり、将来の心配だったり、様々な悩み事を抱えているかと思います。
なぜ私たちは、このような不安を抱えてしまうのでしょうか。
それには、いくつか理由があると考えます。
情報過多や他人との比較
テレビやインターネット、SNSを通じて私たちは膨大な情報を浴び、簡単に他人の人生について収集できるようになりました。
その中で、「幸せな人生プラン」なるものが世の中に蔓延して、
「○歳になるときにはこの年収ぐらいないと」
「自分たちの老後はこうなるから、備えておかないと」
「家族を持ってマイホームを建てるのが幸せだ」
など、先に人生のゴールまでのレールを敷いてから、はみ出ないように歩んでいくようになってしまったのです。
そして逆に、
「こういうことで苦労した」
「こんな道を進んできたから後悔している」
「好きなことで生きるなんて甘いよ」
「仕事を辞めたら生きていけなくなるよ」
「独身だと不幸になるよ」
と、特定の例にフォーカスした話や、想像だけの話に惑わされ、それを真に受けて自分で勝手に選択肢を制限し、その道には進むまいと避けようとしてしまいます。
その上、人生というものは次々と問題が起こり、その度に選択を迫られるもの。
少しでもレールから逸れようものなら精神的な疲労やストレスを感じてしまう…
これだと不安が絶えないのも納得ですよね。
逆に、もし私たちが他人の人生について知ることがなければ、このような悩みは激減するはずです。
昔と比べて人間のやることが増えた
昔は、生活の目的がシンプルで「生きるために必要なこと」に集中していました。
・食べ物を得ること
・敵に襲われないように危険を避けること
・仲間と過ごすこと
常に何が起こるかわからない状況であったため、今を生きることに集中してました。
しかし、現代はどうでしょうか。
昔では考えられないほどの多くの人間と関わり、自分の役割を自分で見つけ、情報も複雑化しています。
恐れの対象が昔と変わったのです。
そして、単にやることが多すぎるのです。
やることが多いとなると、自然と考え事や心配事が増えるのも当然だと思います。
仕事、生活、人間関係…それぞれ考えることが多すぎるよ
将来の漠然とした不安が必要ない3つの理由
不安は人間にとって自然な感情です。
明確な不安があるならば対処するべきですが、
漠然とした不安であれば、そのほとんどは不要であるということをお伝えしたいです。
1.未来は誰にも分からない
人生、自分の思い描いた通りになることはないものです。
そのため今は、「見えない未来」のことを考え続け、シナリオを勝手に作り出して恐怖を感じている状態なのです。
心配するだけして、その通りにならなかったとしたら、過去に思い悩んでいた時間は無駄ということになりますよね。
人生どうなるかわからないことを前提として、肩の荷を下ろそう
私自身も、昔描いていた将来とは180度異なる道を進んでいます。
思い通りの人生を歩もうとするのではなく、レールを作りながら歩いていくのが真の人生じゃないかと私は思います。
2.不安に囚われると、今を見失ってしまう
将来の不安ばかりして備えていても、その不安はいつか終わるのでしょうか。
きっと、人生を終える日まで不安は尽きないと思います。
例えば、よくあるのはお金の心配。
・将来不安だから貯金しておこう
・仕事を辞めたらお金はどうなる?
しかし、いくら貯めれば安心でしょうか。貯めれば本当に安心できるでしょうか。
それに、食べられなくなることなんて、今の日本にいる以上ほとんどあり得ません。
大切なのは、今この瞬間!
今は過去の積み重ね、そして未来は今の積み重ねです。
不安ばかり考えていたら、不安な未来がやってくるに決まっています。
逆に、自分を信じて少しずつ行動すれば、自然と未来は開けてくるものです。
3.不安が現実化することは稀である
起こってもいないことを心配することってありますよね。
問題が現実化していないのに、頭の中で「最悪のシナリオ」を作り出してしまう。
しかし、その心配ごとが現実で起こることはほとんどありません。
実際、心配事の9割は起こらないという研究結果もあります。
残りも事前の対策で対処可能なことが多いです。
そして、もし仮に起こってしまったとしても、その時の状況に応じて勝手に自分が解決策を見出してくれるはずです。
実際、もうどうしようもないという場面でも、なんとか乗り越えてきた過去がみなさんあると思います。
人間、火事場の馬鹿力を持ってる!
不安を手放すための考え方と実践法
1.常に忙しくいる
不安を感じる時は、どのような時でしょうか?
きっと、「何もしていない時」に悩んでいることが多いはずです。
例えば、めちゃくちゃ仕事に追われている時、未来の不安について考えるでしょうか。
きっと目の前のことに精一杯で、そんな暇ないはずですよね。
逆に、夜などの余白のある時間はあれこれ考えがちです。
常に忙しくいるとは、仕事や家事に追われるというだけではなく、
趣味ややりたいことなど、何か自発的に行動を起こしてみることも大事です。
好きなことに没頭する時間は本当に貴重で大切だね
2.自分でコントロール「できること」と「できないこと」を分ける
生きていると、思いがけない出来事に直面するのも避けられません。
未来の出来事をはじめ、政治や自然災害、相手の性格や考えなど、自分ではどうしようもないことがたくさんあります。
それに抗おうとしても、残念ながら効果は見込めないでしょう。
どうしようもないことは、意識的に手放そう
しかし、自分で変えられることはたくさんあるはずです。
生活習慣や感情の管理、日々の行動など、自分の範囲内でできることを探すのです。
これができると、自然と不安も消えていくはずです。
3.紙に書き出す
悶々と悩み続けてしまうことってありますよね。
答えが見つかるわけでもなく、考えているようでただ悩んでしまっている状態。
そんな時におすすめなのが、紙に書くことです。
頭の中の声を、実際に紙に書いてそれを目で見ることで、ようやく自分が何に対して不安を持っているのかが明確になります。
そこから、悩む必要のなかったものや、今後の具体的な行動などを見出すことができるのです。
「書く」の効果は本当に侮れない…!
4.結局なんとかなるというマインド
無責任な言葉かもしれません。
でも、今までもどれだけ絶望的な状況でも、なんとかしてきた経験が誰にでもあると思います。
そして、これからも乗り越えられる力をみなさん持っています。
私は、困難な状況であるほど、冷静になれば解決策が見えてくることがよくあります。
不安に感情が支配されそうになっても、まずは「最後はなんとかなる」と暗示をかけてみてください。
まとめ
ここまで、不安の原因と手放すべき理由、対策をお伝えしてきましたが、不安は必ずしも悪いことばかりではありません。
不安を持つことで、それに対する対策が立てられたり、予期せぬ事態を防ぐことができます。
しかし、過度な心配は悪影響になりかねません。
心や体に負担をかけ、かえって自分を追い込む原因になることも。
それに、不安や嫌な出来事がなく、いいことばかりの完璧な人生など存在しません。
だからこそ、不安にとらわれすぎず、今この瞬間を大切にすることが大切なのです。
未来を心配する時間を、今日できることに集中する時間に変えてみませんか?
その積み重ねが、あなたを救う鍵になるはずです!
コメント